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2013年3月10日(日)

東電福島原発視察

免震重要棟での志位委員長のあいさつ

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(写真)原子力発電所構内を視察し、あいさつする志位和夫委員長(中央)ら日本共産党の視察団=9日、東京電力福島第1原子力発電所免震重要棟

 日本共産党の志位和夫委員長は9日、福島第1原発の免震重要棟で同原発の福良昌敏ユニット所長からあいさつを促され、次のように述べました。

 みなさん、お疲れさまです。日本共産党の志位和夫でございます。明後日がちょうど大震災から2年になりますが、それを前にして、本日、現場に伺うということでまいりました。

 まず、非常に過酷な状況のもとで、収束から廃炉に至る長い一日一日を、力をつくしてご苦労されているみなさんに、心からの敬意を申し上げたいと思います。

 そして、今後のことを考えますと、増え続ける汚染水をどう処理をして、安定した状態にもっていくのか、溶解した核燃料をどう取り出していくのか、そして最後には廃炉に至る過程まで、非常に長く困難なプロセスが予想されます。

 そして、そのプロセスには人類にとっても初めての未知の困難がたくさん予想されることと思います。ですから、この事業は、もちろん東京電力のみなさんが責任をもって取り組んでいくわけですが、国も一体となって、日本の英知を結集した一大事業として取り組んでいかなくてはならない。そういう位置づけで、私たちも国政にあるものとしてがんばっていきたいと思いますので、現場のみなさんから、さまざまなご意見やご要望が国に対してあれば、なんなりといっていただきたいと思います。

 なによりも、作業員の方々をはじめ、みなさんの健康管理、安全管理を万全におこない、とくに作業員の方々の労働条件をよくしていくということがなければ、この事業は成り立ちませんので、ぜひその点も力を尽くし、互いに取り組んでいきたいということを申し上げまして、簡単ですがごあいさつとさせていただきます。本当にご苦労さまです。(拍手)

 同ユニット所長は、「温かいあいさつありがとうございました。私たちもこれを励みに、安全第一で廃炉に向けてがんばっていきます」と応じました。


このどこが「収束」か

福島第1原発事故 2年の実態

 破壊された原子炉建屋、膨大な放射能汚染水―「収束」とは程遠い、事故から2年の福島第1原発の実態を写真で見ます。

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(写真)最上階
 手前の4号機最上階から正面の破壊された3号機を望む志位和夫委員長(左)=9日、福島県大熊町、双葉町・東京電力福島第1原子力発電所

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(写真)4号機
 4号機前で視察する、志位和夫委員長(左)と笠井亮衆院議員(中央)

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(写真)倒壊
 地震で倒壊した夜ノ森線鉄塔(手前)。奥は5号機、6号機が並ぶ

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