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2013年3月8日(金)

シリア反体制派に代表資格

アラブ連盟が付与の姿勢

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 【カイロ=小泉大介】アラブ連盟(パレスチナを含む22カ国が加盟)のアラビ事務局長は6日、エジプトの首都カイロで開催された外相級会合後の記者会見で、シリアの反体制派統一組織「国民連合」に対し、同連盟における代表資格を付与する姿勢を表明しました。

 アラブ連盟は2011年11月に、自国民への武力弾圧を激化させたシリアのアサド政権に対し代表資格停止措置をとっています。アラビ事務局長は、「われわれは『国民連合』をシリア人民の代表と見なしており、彼らに対し、連盟における代表資格を満たすため、執行体制を確立するよう求める」と表明。条件が整えば、今月末にカタールで開催される首脳会議で代表資格付与を決定する意向を示しました。

 これに対し、「国民連合」のブニ報道官は、「今回の決定は、国連での代表資格獲得に向けたステップとなる。そしてこのステップは、アサド政権の終焉(しゅうえん)へと導くだろう」と歓迎しました。

 アラブ連盟外相級会合は声明で、「加盟各国が望むのであれば、シリア人民と(反体制派武装組織である)自由シリア軍の抵抗活動を支援するため、軍事を含むあらゆる自衛手段を提供する権利を持つことを強調する」と言及。シリア反体制派武装組織に対する軍事支援が可能だとする立場を連盟として初めて表明しました。レバノン、イラク、アルジェリアの各国はこれに反対しました。


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