2013年3月8日(金)
参院比例5予定候補勢ぞろい
紙・小池・井上・山下・仁比氏
「全員勝利なんとしても」と訴え
東京・新宿
予定される参院選公示(7月4日)まで4カ月を切ったなか、日本共産党は7日、東京・新宿駅西口で参院比例代表予定候補5人が勢ぞろいした街頭演説を行いました。今月下旬から本格化する党幹部や比例予定候補の全国遊説皮切りとなる街頭演説です。安倍政権と正面対決して打開の道を示し、「5人全員をなんとしても勝たせてください」との各予定候補の訴えに聴衆から拍手や声援、指笛が飛び交いました。演説の模様はインターネットでも中継され、全国各地で視聴されました。
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「国民からみれば百害あって一利なしです」。党農林・漁民局長の紙智子参院議員は、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加で農業、雇用、食の安全、医療などあらゆる分野のルールが壊されると告発。断固反対を貫く日本共産党の躍進をよびかけました。
「消費税増税を中止させる一点で力を合わせていこう」と訴えたのは党副委員長の小池晃前参院議員。「増税するならまず富裕層の増税。大企業も蓄えたお金がある」と述べ、消費税に頼らず財政再建と社会保障拡充を進める日本共産党の対案を掲げました。
新たな「安全基準」づくりで原発再稼働を宣言した安倍晋三首相。党参院国対委員長の井上さとし議員は「これこそ『安全神話』の再稼働ではありませんか」と批判し、「原発から自然エネルギーの大胆な転換を進めよう」とよびかけました。
弁護士の仁比そうへい前参院議員は、オスプレイの低空飛行訓練が関係自治体にファクス1枚の連絡で強行されていることもあげ、配備撤回と沖縄新基地建設の断念を要求。「憲法を生かした外交力を発揮すべきです」と訴えました。
「働くみなさん、給料上がっていますか? リストラの心配はありませんか?」。書記局長代行の山下よしき参院議員の演説の問いかけに振り向く会社員も。日本共産党が政府に対し賃上げの働きかけを経済界に本腰を入れて行うよう求めていることを語りました。
演説中、党本部勤務員が「しんぶん赤旗」日刊紙と日曜版の見本紙を配布。用意した200部がまたたく間になくなりました。