2013年3月7日(木)
生活保護 声あげなきゃ
恥でも恩恵でもない 権利
引き下げ阻止 国会デモ行進
「命を脅かす引き下げは反対!」―。貧困問題に取り組む人たちでつくる「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションは6日、厚生労働省前で生活保護基準引き下げを阻止しようと行動しました。その後、国会へデモ行進しました。
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呼びかけ人の一人、宇都宮健児弁護士は「生活保護は憲法25条を具体化した制度で、恥でも恩恵を受けるものでもなく、権利だ」と強調。首都圏青年ユニオンの河添誠青年非正規労働センター事務局長は「生活保護基準引き下げは、生活保護利用者だけの問題ではない。最低賃金など日本に暮らす全ての人の生活保障基準が切り下げられるということだ」と述べました。
さいたま市から参加した男性(48)は「ぼくら当事者の実態を見ずに、過去最大の引き下げを自公政権はしようとしているのは許せない」と語気を強めました。
千葉県内から妻(42)と長女(2)と参加した男性(39)は「いまでもぎりぎり。自分たち親が食べる物はすでに切り詰めている。これ以上削減されたら、子どもの食事まで減らさなければならない」と訴えました。
国会前では、日本共産党と社民党の議員が参加者らを激励。日本共産党からは、穀田恵二、高橋ちづ子、佐々木憲昭、赤嶺政賢の各衆院議員と大門実紀史、田村智子両参院議員がエールの交換をしました。