2013年3月6日(水)
TPP参加断念まで総力
国会前座り込み 全国食健連
JA茨城も参加
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国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は5日、国会前で座り込み、「TPP(環太平洋連携協定)を安倍首相に断念させるまで総力をあげよう」と唱和しました。
主催者あいさつした農民連の白石淳一会長は、国会前行動をインターネットで知った人から激励電話が何本も寄せられていることを紹介し、「われわれの背中にはTPP参加を許すなという声が満ちている。たたかう共同をさらに大きくしよう」と訴えました。
JA茨城県中央会からも「TPP交渉参加 断固阻止」の鉢巻きをしめて12人が座り込み参加。坂本健一農政広報部次長は、集落ごとのTPP学習会、地元選出国会議員への抗議行動を紹介し、「(自民党に)6項目公約を守れとくぎを刺している。地域に戻ってからも参加阻止にむけ頑張る」と決意をのべました。
約100人の参加者は次々と決意表明。全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は「日本の医療をアメリカの営利企業のために壊させるな」と呼びかけ、茨城県の農家の女性(59)は「息子に良い条件の農業を継がせたい」と話しました。
全日本教職員組合、自治労連、千葉県農民連からは、学校給食の地場産利用や地元業者への発注が「貿易障壁」を理由にできなくなる危険を指摘し、TPP阻止への決意を語りました。