2013年3月6日(水)
賃上げ・安定雇用実現へ
全労連・国民春闘が中央行動
東京 霞が関周辺に3000人
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「デフレ」脱却に国民的要求となっている賃上げと雇用安定を実現させようと、全労連・国民春闘共闘委員会は5日、東京都内の霞が関周辺で春闘勝利をめざす中央行動を行いました。3000人が参加しました。
日比谷公会堂の労働者総決起集会には、2000人が参加。ナショナルセンターに所属しない全国港湾労働組合連合会の糸谷欽一郎委員長と、農民連の白石淳一会長があいさつするなど、大きな連帯を実現しました。
主催者あいさつで大黒作治全労連議長は、「株価が上がっても生活はよくなっていない。大企業の267兆円もの内部留保を賃上げと下請け単価に活用させるため、力を合わせよう」と呼びかけました。
日本航空解雇撤回支援共闘の共同代表でもある糸谷全国港湾委員長は、「港湾でも規制緩和で賃金が上がらない。正規と非正規など働く者を分断する構造を断ち切ろう」と訴えました。
各団体の決意表明では、「タクシー業界に大打撃となる消費税増税を阻止しよう」(自交総連)、「被災地復興のためにも最低賃金引き上げを」(いわて生協労連)、「公務員賃金引き下げは、デフレ脱却に逆行する」(自治労連)、「賃上げと夜勤など労働条件改善が必要だ」(日本医労連)など、発言が続きました。
参加者は集会後銀座をデモ行進。賃上げに背をむけTPPを後押ししている日本経団連前で包囲行動を行いました。