2013年3月6日(水)
オスプレイに市民ら 怒
本土初の低空飛行訓練許さない
山口・岩国
「オスプレイ反対の声、全国に届け」の唱和で色とりどりの風船が飛びます。沖縄に配備された垂直離着陸機MV22オスプレイによる本土初の低空飛行訓練を許さないと5日、翌日からの訓練拠点となる米海兵隊岩国基地がある山口県岩国市で市民の緊急抗議集会や「集い」が開かれました。
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「オスプレイはいらない」「怒」のプラカードを手に市役所前で開かれた抗議集会に、1歳の咲希ちゃんを連れて参加した女性(36)は、「低空飛行で騒音や墜落が心配。今でも米軍機の音に子どもが脅え、しがみついてきます。子どもに静かな空をと訴えたい」と語ります。
広範な四つの市民団体でつくる集会実行委員会の河井弘志実行委員長は「各基地の住民がばらばらに運動するのでなく、オスプレイの訓練や艦載機移転を中止させる私たちの運動を沖縄県民の運動とつなげていこう」と呼びかけました。
「政府は強い姿勢でアメリカに臨み、オスプレイが飛行する下に住む私たちの安全を守ってほしい」(愛宕山を守る会)「沖縄と固く団結していこう」(住民投票を力にする会)などリレートーク。日本共産党の石村智子・中国ブロック国民運動委員会責任者と、ふじい直子参院山口補選予定候補が参加しました。
夜には「オスプレイの低空飛行に反対する市民の集い」を開催。また福田良彦・岩国市長に、訓練と配備を断固拒否するよう求めて要請しました。