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2013年3月6日(水)

きょうの潮流

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 消費税をなくす全国の会が発行する「ノー消費税」で連載中の「税のたたかい」が30回になりました。全国の一揆をめぐる読み物でとても興味深い▼節目の今月号は、岡山の美作(みまさか)地方でおきた山中一揆(さんちゅういっき)を紹介しています。江戸時代に苛酷な農政をつづけた津山松平藩。百姓は米を食うべからず、女子どもは雑穀といえども腹いっぱい食うべからず、吉凶にかかわらず酒は飲んではならぬ、というひどいものでした▼自然災害も重なった大飢饉(ききん)で、藩内の餓死者は1万2千余にもおよびます。圧政にたえかね、ついに立ち上がる多くの農民。代官との命をかけた交渉で、年貢の一部や増税免除をはじめ、要求のほとんどをみとめさせました▼封建制度の根幹を揺るがしたといわれるこの一揆は、いまの日本にも通じるでしょう。賃下げや雇用不安など世界をみても異常な労働者いじめ、社会保障は削られる一方で、生活は苦しくなるばかり。そのうえ、国民にとって最悪の課税である消費税を引き上げられたら…▼共産党の志位委員長が国会の代表質問のなかで、それをとりあげました。消費税が10%になればどうなるか。さらなる負担増で家計はたえられず、日本経済を奈落の底につきおとすことになる。そう迫って増税中止をもとめました▼いま、なくす会の会員は155万人をこえ、参院選までさらに1万人を増やすと意気さかん。同会常任世話人の杵渕(きねぶち)智子さんはいいます。「一人ひとりが『増税ノー』の声をあげ、運動をひろげるときです」


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