2013年3月2日(土)
瀬長亀次郎氏のたたかい 後世に
「不屈館」がオープン
那覇市
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沖縄の祖国復帰と米軍基地のない平和な社会を目指し、那覇市長、沖縄人民党委員長、日本共産党副委員長・衆院議員などを歴任、「カメさん」の愛称で親しまれた故・瀬長亀次郎氏(1907〜2001年)と、沖縄の民衆のたたかいを後世に伝える「不屈館」が1日、那覇市内にオープンしました。
開館式には、瀬長氏の議席を引き継いだ古堅実吉元衆院議員、畑田重夫全国革新懇代表世話人、伊波洋一元宜野湾市長、仁比そうへい参院比例予定候補、サックス奏者の中川美保氏らが出席。平良宗潤・同館運営委員長は「“不屈の人”は亀次郎の代名詞。沖縄の戦後史や米軍統治下の民衆の歩みを学ぶ場に」とあいさつ。仲井真弘多知事、翁長雄志那覇市長の祝辞が紹介されました。
瀬長氏の次女の内村千尋館長が「亀次郎の残した資料は膨大。館内には10分の1しか収められず、ほとんどが初公開です」と述べ、愛用の背広や懐中時計、獄中日記などを紹介しました。
畑田氏は「米軍基地の集中する沖縄では、日米安保体制の矛盾は限界点をはるかに超えている。『不屈館』が安保廃棄、基地のない沖縄・日本を目指すたたかいの拠点となることを願っている」と話しました。
◇「不屈館―瀬長亀次郎と民衆資料―」(那覇市若狭2の21の5)の開館時間は午前10時〜午後5時。休館日は毎週火曜・年末年始。入館料は、おとな500円(65歳以上400円)、大学・高校生300円、小中学生無料。団体10人以上で20%割引、障害者手帳をお持ちの方は無料。問い合わせ098(943)8374