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2013年2月27日(水)

認可保育園の大幅増を

都議会 共産党・清水都議迫る

猪瀬知事は「認証」推進

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(写真)代表質問する清水ひで子議員=26日、東京都議会本会議

 日本共産党の清水ひで子東京都議は26日の都議会本会議で、深刻さを増している保育待機児問題を取り上げ、国・都有地を活用し、認可保育園の大幅増設をスピード感をもって進めるよう求めました。

 清水氏は、認可保育園に入所できない乳幼児数は、今年春に2万2000人を超える見込みが明らかになったと共産党都議団の調査結果を示し、「女性が子どもを産んで安心して働き続けられるように、保育園を整備することは少子化対策にとって重要な課題」と強調。認証保育所などの補完的役割を否定しないが、認証保育所の基準は認可保育園より低く、規模も小さいと指摘。認可保育園の定員が2009〜11年度の3年間で、1万7500人分増えたことを示して「やる気になれば、認可保育園も大幅に増設できる」と要求しました。

 猪瀬直樹知事は「厚労省に対し、認証保育所制度を認めるよう強く求めていく」と答え、多くの保護者が切望している認可保育園の大幅増設に背を向けました。

 清水氏は再質問で、知事が施設基準を持ちだして「認証保育所と認可保育所は同等」と答弁したことに、有資格職員の割合など認証保育所の基準が認可保育園より低い事実を指摘し、保護者の訴えに真摯(しんし)に耳を傾けるよう迫りました。


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