2013年2月26日(火)
若者育ち立ち上がってこそ未来ある
首都圏青年ユニオン すき家裁判勝利報告会
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首都圏青年ユニオン(東京公務公共一般労働組合青年一般支部)は23日夜、東京都内で牛丼チェーン「すき家」を経営するゼンショーに団体交渉拒否を謝罪させて、裁判で和解した勝利報告集会をおこないました。
すき家団交拒否事件は、2007年1月、未払い残業代の支払いやシフト差別の是正などを求め青年ユニオンが団交を申し入れたところ、会社が拒否。東京都労働委員会、中央労働委員会、東京地裁、東京高裁と四たび会社が断罪され、昨年12月、今後は団交に誠実に応じると約束したことで解決したものです。
主催者あいさつで青年ユニオン上部団体の東京公務公共一般の中嶋祥子委員長は「若者がたたかいのなかで成長した。若者が育ち、立ち上がってこそ未来がある」と強調しました。
裁判原告となった組合員の福岡淳子さん(45)も仙台市から夫婦で駆けつけました。「見ず知らずの人から『頑張りなさいよ』と声をかけられたり、私が働いているあいだも、みんなが抗議行動をしてくれたりしたことが、たたかう原動力になった」と当時を振り返りました。
集会参加者から、長い争議のあいだの夫婦仲を心配する質問が出され、福岡さんが「愛があれば大丈夫です」と答えて、会場をわかせました。
弁護団は、非正規雇用労働者の団結権・団体交渉権を認めさせたことなど、勝利の意義を紹介。会社側が「アルバイトは労働者ではない」などととんでもない主張をして、大笑いしたエピソードも紹介しました。
青年ユニオンの武田敦委員長は、ゼンショーとの団体交渉に向け準備をすすめていることを報告しました。
来賓として東京地評、東京自治労連、東京争議団共闘会議、民青、全労連青年部からあいさつがありました。