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2013年2月25日(月)

きょうの潮流

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 「党名を覚える前に投票日」「政治家もビールに負けじと第三に」。恒例のサラリーマン川柳100選では、昨年の衆院選前後に乱立しては消えていく政党をやゆする句が目につきました▼対決軸をくるわし、国民をまどわした師走の総選挙。そのうえ、民主党への怒りと、ゆがんだ選挙制度があいまって政権につけたのが自民党でした。少しの間はおとなしくしているかと思いきや、早くも本性をあらわにしています▼就任以来、安倍首相がまちのぞんでいた日米首脳会談。さっそくオバマ大統領に同盟の強化を誓いました。環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加、米軍普天間基地の辺野古「移設」、集団的自衛権の行使、原発ゼロの見直し…▼どれもこれも日本のゆくすえにかかわる大問題。しかも、それぞれに多くの国民が反対の意思をあらわし、行動に立ち上がっています。それなのに安倍首相の「主張する外交」は、米国との絆がもっとも大切で無二のものなのです▼とくにTPPへの交渉参加はみずからの選挙公約さえ破るもの。農業団体からも「信頼を裏切るような判断を絶対にすべきではない」。日本経済と国民生活を米国にゆだねてしまうTPPは、主権なき国への道をすすめるだけです▼今回のサラリーマン川柳にはこんな句もあります。「『辞めてやる!』会社にいいね!と返される」、「合理化の資料作りでまた徹夜」。政治がどこに目をむけ、いまの苦しみや危機を打開していくのか。「iPS再生したいな国・経済」。


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