2013年2月24日(日)
原発ゼロ見直し表明
首脳会談で安倍首相
【ワシントン=山崎伸治】安倍晋三首相は22日午後(日本時間23日未明)のオバマ米大統領との会談で、2030年代の原発稼働ゼロを目指すとした民主党政権の政策について「ゼロベースで見直す」と明言しました。「米国とは原子力協力のパートナーとして緊密に連携していきたい」とも語りました。
直近の世論調査(「朝日」19日付)でも、日本の原子力発電の今後について、「すぐにやめる」(13%)、「30年代より前にやめる」(24%)、「30年代にやめる」(22%)、「30年代より後にやめる」(12%)と、「やめる」と答えた人の合計は約7割に達しています。
オバマ大統領にたいする安倍首相の言明は、こうした国民世論を無視して、米国との「信頼回復」を最優先に、原発再稼働・推進を「確約」するものです。