2013年2月19日(火)
民主が珍論
“企業の交際費非課税に”
麻生氏“自民の質問と思った”
「自民党の質問かなと思った」
18日の参院予算委員会。民主党の質問に閣僚からこんな答弁が飛び出し、自民、民主がまるで一体化したような呼応ぶりが浮き彫りになりました。
民主党の桜井充政調会長は「金が回るようになることがデフレからの脱却だ」といって大企業の交際費を非課税にするよう求めました。大企業のもうけを賃上げに還元させるよう求める声がマスコミをはじめ各界から上がっているのに、それには一言も触れず、交際費で「デフレ打開」などという珍論です。
飲み食いに“巨費”を投じていることで知られる麻生太郎副総理は「自民党の質問かなと思った」「なかなかいいことをいう」と評価。ただし、「方向として考えてしかるべきだが、今からでは役所内で抵抗が激しい」と述べました。
同じく民主党の植松恵美子議員は「アジアの拠点となる空港をつくっていれば、ヒト・モノ・カネも集まってくるシステムができていた」と述べ、大型公共事業の推進を主張。麻生氏が「与党の質問としてうかがうべきと思うくらい良い質問」と評価し、植松氏は「われわれは与党を経験した野党。お互いに批判して足を引っ張りあっていてもしょうがない」とエールを送りました。