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2013年2月19日(火)

なくそう「体罰」・暴力

党大阪府委 提言を発表

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 日本共産党大阪府委員会は18日、「学校教育やスポーツから『体罰』・暴力をなくすために、府民的討論と共同をよびかけます」と題した提言を大阪市役所内で発表しました。党府委員会の柳利昭書記長、たつみコータローくらし・雇用対策委員長、井上浩市議らが会見しました。

 提言は、大阪市立桜宮高校男子生徒がバスケットボール部の顧問から「体罰」を受けた後、自ら命を絶つという痛ましい事件が起こり、子どもたちのかけがえのない命を脅かし、発達を損なう問題をどうなくしていくかは日本社会の大問題であり、解決はおとなの責任だと指摘。学校教育やスポーツから「体罰」・暴力をなくすために、学校や地域、社会の各分野で解決の道を語り合う国民的討論と共同を広げようとよびかけています。

 学校教育から「体罰」・暴力を一掃するために、「体罰」の実態を調査し、学校での徹底した民主的議論と取り組みを進めるなど、5項目を提案しています。

 柳氏は、「体罰」・暴力は当然のこととされた戦前の軍国主義教育の痛切な反省に立ち、戦後の憲法・教育基本法のもとで、教育の目的が人格の完成にあり、子どもの人権を尊重する立場から、学校教育法に「体罰」禁止が明記されたと紹介。「幅広いスポーツ関係者との懇談や意見交換を大いにすすめたい。3月末にはシンポジウムを計画している」と語りました。


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