2013年2月18日(月)
子の命守る学校 超過勤務の解決
国民と共同し前進へ
全教大会終わる
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東京都内で開かれていた全日本教職員組合(全教)第30回定期大会は17日、憲法に立脚し、すべての子どもの成長・発達を保障する民主教育を父母・国民とともに前進させるとした方針を採択し、閉会しました。
今谷賢二書記長は、地域・地方、職場のたたかいを通じた発言で方針が豊かに補強されたと強調。子どもの命と人権を守るために参加と共同の学校づくりをすすめ、教職員の命と健康を守るとりくみに全力をあげるとともに、組織の拡大に旺盛にとりくもうと呼びかけました。
前日に続き、討論がおこなわれました。
長時間過密労働を解消するとりくみでは、長崎の代表が、土日の模試や補習授業、7時間授業などで、全日制高校では25%の教職員が月100時間の超過勤務だと告発。山口の代表は、「だれもが安心して働ける職場づくりは待ったなしの活動だ」とのべ、勤務時間是正を求めるたたかいを報告。京都の代表は「教育現場そのものが過労死の崖っぷちにある」とのべ、教育行政による勤務時間の把握が不可欠だと強調しました。
組織の拡大や強化では、青年の願いを大切にした活動の報告が相次ぎました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員があいさつしました。
選出された新役員は次の通りです。新体制は4月1日からです。
▽委員長=北村佳久(再)▽副委員長=永島民男(再)、蟹澤昭三(新)、加門憲文(再)、長尾ゆり(再)、中村尚史(新)▽書記長=今谷賢二(再)