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2013年2月17日(日)

体罰・暴力一掃へ力合わせよう 全教・日高教が共同アピール

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 全日本教職員組合(全教)と日本高等学校教職員組合(日高教)は16日、全教職員に向けた共同アピール「学校からすべての体罰・暴力をなくし、子どもたちのいのちと人権が何よりも尊重される学校をつくるために力を合わせましょう」を発表しました。

 アピールは、「学校での体罰が生徒の命を奪う大きな要因となったことは痛恨の極みであり、心より哀悼の意を表する」と表明。「二度とこうした悲しい事態を起こさないために、もう一度教育の原点に立ち返り、体罰について語り合い、体罰のない学校づくりをすすめること」を呼びかけています。

 体罰については、「明確な暴力、深刻な基本的人権の侵害であり、絶対に許されない」ことをすべての出発点にするとしています。

 体罰は子どもの成長をゆがめるもの、と指摘。教職員を追いたてるような「競争と管理」の「教育改革」路線の見直しが必要だ、としています。子どもの内面にまで届く指導こそが教師の専門性であり、父母・保護者、国民との信頼関係もその中で築かれていく、とのべています。

 さらに、体罰のない学校をつくるためには、子どもの声を生かした、子ども参加の学校づくりが大切だと強調。「子どもや教育のことを、真摯(しんし)に、率直に語り合い、すべての体罰をなくし、子どもたちのいのちと人権が何よりも大切にされる学校をつくるために、力をあわせようではありませんか」と結んでいます。


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