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2013年2月13日(水)

外交問題解決は対話で

穀田氏 TV番組で主張

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 日本共産党の穀田恵二国対委員長は10日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、小野寺五典防衛相や各党議員らと議論しました。

 アルジェリアの人質事件で、小野寺氏は在外邦人を守るため情報を得るには「軍と軍の関係が必要だ」と海外に武官(自衛隊員)を置く必要があると発言。穀田氏は、「(相手が)武官だからこちらも武官という話ではない。(相手国が)国家として他国民の安全に責任をもつというのが本来の原則であり、国と国の関係が問われる問題だ」とのべました。

 尖閣諸島をめぐり、穀田氏は「日本の領有権ははっきりしている。それを外交の中でどうしてきたかが問われている」とのべ、「日本の領土だということを国際的にも、中国にたいしても、しっかり分からせることが大事だ」とのべました。

 日本軍「慰安婦」問題で、穀田氏は、1965年の日韓基本条約で「請求権の問題は解決済み」とする日本政府の誤りを指摘。「慰安婦」問題は90年代に新しく政治問題化したものであり、日韓請求権協定3条で「双方の意見の違いがあれば話し合う」と定められており、「しっかり対応していくべきだ」とのべました。

 沖縄の米軍基地問題で、欠陥機オスプレイの配備について、小野寺氏は「ちゃんと注意するようにやっている」と発言。穀田氏は、沖縄県内すべての41自治体が政府に提出した「建白書」を示しながら、同機の飛行訓練についての「日米合意すら守っていない」と指摘。米軍普天間基地の移設について沖縄県選出の4人の自民党議員全員が「県外移設」の公約をしていたとして、「自民党はこれをどうするのか。(県民の声をきくのは)当たり前のことだ」とのべました。

 千島問題で穀田氏は、ソ連がスターリン時代に領土不拡大の原則に反して不当に領土に編入した経過と、サンフランシスコ条約で千島を放棄した誤りを指摘し、「これらの誤りをただす、そういう原則論に立ちかえった議論をやらなければいけない」とのべました。


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