2013年2月10日(日)
改憲勢力 追い込もう
非核兵庫の会が講演会
九条の会事務局長 小森陽一氏語る
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非核の政府を求める兵庫の会は9日、神戸市中央区で、九条の会事務局長の小森陽一東京大学教授を迎えて「改憲・核武装論にどういどむか」と題した講演会を開き、80人が参加しました。
小森氏は、湾岸戦争以来、憲法9条が自衛隊の海外での武力行使の歯止めとなってきたことなど、1990年代からの歴史的経緯を詳述。第2次安倍政権について、原発推進などの反国民的政策とともに、集団的自衛権容認の解釈改憲と明文改憲を両輪ですすめる改憲政権だと指摘しました。
2004年に始まり全国に大きく広がった九条の会の運動が、07年参院選で自公を過半数割れに追い込み、第1次安倍政権を崩壊させ政権交代までつながったことをふり返り、「意見を言い、討論できる関係を草の根からどれほどつくれるか。もう一度それを全国でやりましょう」とよびかけました。
「非武装中立をどうみるか」「憲法9条と天皇制や日の丸・君が代との関係は」などの質問があり、小森氏が詳しく答えました。
尼崎市の女性(73)は「すばらしい話でした。『庶民は怒りが大事。持ち続けよう』と言っておられましたが、そうだと納得しました」と話していました。