2013年1月29日(火)
安倍首相が所信表明演説
安倍晋三首相は所信表明演説で、経済、震災復興、外交・安全保障、教育の分野を挙げ、「危機突破にまい進する」と表明しました。
首相は、その危機を招いた歴代自民党政権の責任には反省も示さず、「日本人が自信を失ってしまったこと」が「最大の危機」だとして、気概や自信を取り戻せと国民に説きました。
首相は、経済政策では「大胆な金融政策」など破綻ずみの「三本の矢」で「強い経済」をつくると述べ、外交・安全保障政策では「緊密な日米同盟の復活を内外に示していく」と表明。沖縄県民の総意を踏みにじって米軍普天間基地の辺野古「移設」=新基地建設に固執する姿勢を示しました。
一方で、安倍政権が狙う9条改憲や消費税大増税、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)参加、日本の過去の侵略戦争と植民地支配への歴史認識見直しには一切ふれませんでした。