2013年1月29日(火)
「共産党ここにあり」の奮闘で参院選勝利の道開く国会に
党議員団総会 志位委員長があいさつ
通常国会開会
第183通常国会が28日、開会しました。政権復帰した安倍自公政権発足後、初めて論戦が交わされる国会で、今後、2012年度補正予算案と13年度予算案をはじめ内政・外交の重要問題で論戦が展開されます。会期は6月26日までの150日間です。日本共産党は国会議員団総会を開き、志位和夫委員長が「安倍内閣の致命的弱点に正面から切り込み、政治の根本的転換を迫っていきたい」とあいさつ。衆参両院本会議で安倍晋三首相による所信表明演説が行われました。
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志位氏はあいさつで、「防波堤の党」「変革者の党」「国民共同をすすめる党」―日本共産党の“三つの国民的役割”を発揮する論戦に取り組むと強調し、「『日本共産党ここにあり』という奮闘で、参院選勝利への道を開く国会にするよう頑張り抜こう」と呼びかけました。
志位氏は、巨大与党が開始した暮らし・平和を踏みつぶす危険な動きを指摘するとともに、安倍政権の抱える三つの致命的な弱点―(1)日本が直面する政治・経済・外交の危機を打開する解決策を何一つ持ち合わせていない(2)「危機突破内閣」というが、今日のあらゆる危機をつくり出した張本人(3)進めようとしているすべてが民意に背く―をとらえ、政治の根本的転換を迫っていきたいと述べました。
このなかで、消費税増税や憲法9条改定で国民過半数が反対であることなどをあげ、「安倍自公政権は、国会内では多数かもしれませんが、進めようとしていることは国民のなかではどれも少数派です。国民運動との共同を広げに広げ、国民の利益に背く暴走を阻止し、新しい政治への道を開く国会にしていこう」と強調しました。
そのうえで、安倍政権の致命的弱点の根底には「米国いいなり」「財界中心」という「自民党型政治」の崩壊的危機があると指摘。過去の日本の侵略戦争を肯定し、歴史を偽造する「靖国」派が政権中枢を占めている点にも警鐘を鳴らし、「歴史を偽造する動きの具体化を絶対に許さないという立場で、論陣を張っていく決意です」と表明しました。