2013年1月26日(土)
「原発廃炉」訴え40回目
官邸前で抗議行動
首都圏反原発連合(反原連)は25日、首相官邸前抗議行動を首相官邸前と国会・霞が関一帯で行いました。6000人の参加者(主催者発表)は「大飯原発をただちに停止せよ」「原発即時廃炉」と訴えました。昨年3月から始まった抗議行動は、この日で40回目となりました。
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最近の新聞世論調査でも原発をやめることに賛成が7割を超えるなか、原発再稼働・新増設を推進する安倍政権の民意に逆行する姿が浮き彫りになっています。
官邸前では、「再稼働反対」「原発いらない」などと20分をこえるノンストップコールが続き、16歳の高校生が「すべての原発をなくすまで(抗議行動を)続けるぞ」と訴えました。「原子力規制委員会は、原発を再稼働させるための安全基準をつくろうとしているとしか思えない」との声もあがりました。
フィンランドからきた3人の子どもを持つ母親は「原発の新設に反対する運動をしています。日本でこんなに多くの人たちが頑張っていることがうれしい。日本政府は原発輸出をサポートしないでほしい。がんばりましょう」と訴えました。
埼玉県川口市から参加した男性(37)は「昨年は大飯原発が再稼働され、なし崩しでほかの原発も再稼働されると思ったけど、国民の声で防げた。二度と福島の悲劇を繰り返さないために、すべての原発を廃炉にすべきです」。
「先日、福島県南相馬市にいったばかり」という埼玉県新座市の男性(70)。「原発さえなければもっと復旧は早いはず。放射能たれ流しで平気な顔をしている政府、東電には腹が立つ。政府はわれわれの声を聞いてほしい」といいます。
「今日で30回目の参加。選挙で自民が大勝したからこないわけにはいかない」と話す横浜市の女性(69)。「政府は原発にしがみつかないで、それ以外のエネルギーの研究にお金を出すべき」と語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が参加しました。