2013年1月23日(水)
許しがたい蛮行
アルジェリア人質事件 市田氏が会見
日本共産党の市田忠義書記局長は22日、国会内で記者会見し、アルジェリアの人質事件の政府の対応について記者団から問われ、「人質となった日本人7人が命を奪われたことが明らかになった。許しがたい蛮行だ。犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げたい」と述べました。
そのうえで市田氏は「政府が人質の人命尊重をアルジェリア政府に要請してきたことは当然のことだ。政府の対応全体については、事実や経過の全体像を国会と国民の前に明らかにし、教訓とすべきは何かを検討していく性格の問題だ」と指摘しました。
また、「アルジェリア政府が関係国との協議や通告もなしに武力制圧をやった問題については、事実や経過について国際的にきちんとした検証がおこなわれるべきだ」と強調しました。
また、政府内で、武力対応強化に向けて自衛隊法「改正」が議論されていることについて、市田氏は「テロに対しては、国際的な協調による司法と警察による解決が大事だ。自衛隊法の『改正』など軍事的対応一辺倒で前のめりになることには反対だ」と述べました。