2013年1月19日(土)
寒さつき“原発なくせ”
官邸前抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)が呼びかける首相官邸前抗議行動が18日、官邸前と国会・霞が関一帯でおこなわれました。5000人の参加者(主催者発表)は、原発再稼働・新増設推進の安倍首相に対し、「大間つくるな」「大飯をとめろ」「全原発即時廃止を」と訴えました。
この日は気温1度の厳しい冷え込み。反原連スタッフは参加者の安全のため、抗議行動に先立って雪かきをして臨みました。
首相官邸前では、「安倍政権の原発回帰反対」とのプラカードなども登場。「事故から2年たつのに今も食べ物のことを心配しなくてはなりません。すごく腹がたつ。安倍さん、早く原発なくして」と訴える人も。
「被災者は生活が百八十度変わってしまったのに、再稼働なんてどういうつもり」とスピーチしたのは、初めて参加したという女子学生(19)。原発事故をきっかけに福島県郡山市から台湾へ避難したといいます。「声をあげないと政府の好き勝手を許してしまうことになる。原発はやめてほしい」と話しました。
国会前では、福島県浪江町から青森に避難している女性が「私たちの心の支えになってくれているみなさんに感謝しています」と語るなど、熱い訴えが続きました。
ファミリーエリアではココアも用意され、参加者は鳴り物やアレンジしたライトをもって「原発いらない」「子どもを守れ」とコールしました。
初めて参加した神奈川県平塚市の男性(24)は「自民党政権になって再稼働されてしまうという危機感から、自分にも少しでもできることがあればと参加しました。早く原発をなくしたい」といいます。東京都江東区の女性(45)は「原発ゼロしかありません。そのためにやることはやりつくそうと思います」と語ります。
東京都杉並区から参加した男性(35)は「真冬になっても参加し続けてるのは、みんな原発をすぐとめたいからです。早急に政府は原発ゼロの方針を決めて、本格的に再生可能エネルギーにシフトすべきです」と語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が参加して、スピーチしました。