2013年1月16日(水)
電事連に専門家批判
原発新安全基準検討 “科学性軽視”
規制委会合
原子力規制委員会は15日、今月末に骨子案をまとめる地震・津波に関わる新しい安全基準の検討チームの会合で、電気事業連合会などから対策の現状を聞きました。
電気事業連合会は、活断層の認定などについて「科学的観点だけでなく」、施設の安全性確保の観点などからも検討をしてほしいと要望。出席した専門家から「活断層があるものはあると見据えた上で議論すべきで、(施設の技術的な観点を)活断層の認定の判断に持ち込むのは問題だ」と反論。座長で規制委の島崎邦彦委員長代理も、新基準を見直す趣旨が「理解されていない」と述べました。検討チームの見直しでは、活断層をこれまでの12万〜13万年前以降に動いたものとみなしていたのを、約40万年前以降に動いたものと見直すほか、敷地内に活断層の露頭がある場合についても、詳細な評価が必要などとなっています。
また、中部電力が浜岡原発の津波対策で高さ22メートルの防波壁を建設中ですが、防波壁を越えてあふれる想定にしていることに対して、「(防波壁は)津波がドーンと来るのを避けるだけのもの。基本的に水が敷地内に入らないことが普通ではないか」「取水槽が浸水しないことを考えるべきではないか」などの意見や疑問が相次ぎました。
検討中の新しい津波の基準では、敷地に「直接到達、流入させないこと」としていますが、専門家からは、取水施設などあらゆる経路から浸水しないよう、明記する必要があるとする意見もありました。