2013年1月16日(水)
FA18の爆音に対決
日米共同訓練 市民が抗議集会
宮崎・新田原基地
|
宮崎県新富町の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地で始まった日米共同訓練に反対する抗議集会が15日、基地南東部にある見晴らし台「眺鷲(ちょうしゅう)台」で開かれました。
集会には地元住民や県内の市民団体メンバーなど約50人が参加。米軍岩国基地所属のFA18などが爆音をとどろかせて飛び立つ中、「米軍はアメリカに帰れ」などと力強く唱和し、訓練中止を求めました。
訓練は14〜18日までFA18戦闘機6機と米兵約90人が参加して、自衛隊F4戦闘機と四国沖で空中戦を想定した戦闘訓練を実施します。
集会では、滑走路改修や宿舎建設など基地強化をうけて初めての共同訓練であることが強調され、米軍との一体化や爆音被害など住民の負担増大を懸念する声が相次ぎました。
日本共産党の前屋敷恵美県議が連帯あいさつをしました。
日向市から参加した男性(69)は「戦争はダメと思い、参加しました。腹に響くすごい爆音は、基地まで来ないと分かりません。地元に帰ったら周りの人にも訓練の実態を話したい」と語りました。