2013年1月16日(水)
仮設・復興住宅 孤独死1000人こす
あす阪神・淡路大震災18年
死者6434人、家屋全半壊(焼)約47万世帯という被害を出した阪神・淡路大震災(1995年1月17日)から17日で丸18年を迎えます。
約3万9千人の被災者が住む兵庫県内の災害復興公営住宅では、昨年、前年より25人多い61人が孤独死し、累計778人に。孤独死は、仮設住宅の233人と合わせて千人を超えて、1011人に達しました。
県・市がURや民間から借り上げた復興公営住宅(約5400世帯が入居中)では、20年の借り上げ期間終了を前に県や神戸市などが入居者に退去を迫っていますが、神戸市に続いて西宮市でも入居者連絡会が結成され、たたかいが広がっています。そのもとで井戸敏三知事は昨年末、高齢や障害などを条件に借り上げ県営住宅の一部入居延長を認める考えを表明しました。
震災後の借金の苦しみも依然続き、約5万6千人が借りた災害援護資金(最高350万円)は1万2千人がいまも返済途中(返済不能・困難含む)です。
阪神・淡路大震災救援復興兵庫県民会議は17日、「東日本大震災被災地と結ぶ 18年メモリアル」集会を神戸市勤労会館で開き、東日本と阪神・淡路の現状、復興のあり方などを問います。