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2013年1月14日(月)

主張

成人の日

新しい政治の主人公になろう

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 新成人のみなさん、「成人の日」おめでとうございます。年初から各地で、地域や自治体あげて成人を祝う行事がおこなわれています。社会の担い手になってゆくみなさんに、日本共産党も、心からのお祝いと応援の言葉を送ります。

立ち上がる若者たち

 「就職できるか不安」「原発再稼働は許せない」「戦争がない世の中にしたい」。成人を迎えたみなさんは、自分の将来や社会への期待や不安とともに、「こうしたい」という思いをもっていることでしょう。よりよい未来を求める一人ひとりの願いにこそ、社会を変える力があると、私たちは確信します。

 東日本大震災や原発事故に直面し、多くの若者が「自分も何か力になりたい」とボランティアに参加しました。そして今、各地で連帯の輪が生まれています。官邸前で始まった原発再稼働を許さない行動は、全国に広がっています。大間原発建設が狙われている青森県でもインターネットや口コミで集まった若者たちが毎月、商店街をパレードしています。

 「まともな仕事を」と立ち上がった若者たちがいます。牛丼チェーン「すき家」では、アルバイトの若者たちが改善を求めて声をあげ、6000人分の残業代未払いを解決させ、組合員を差別し攻撃してきた会社側が謝罪しました。「仲間とともに、いい店舗にしたい」。これがみんなの願いです。

 世界各地でも、学生たちが立ち上がっています。カナダのケベック州では、学費を7割以上引き上げる計画を、学生20万人の抗議行動で撤回に追い込みました。その途上でおこなわれた州議会選挙は、学生の奮闘で投票率が跳ね上がりました。

 運動の中心となり議員となった20歳の学生は「自分自身の中に信じているものをもち、ぜひ社会に働きかけてほしい。歴史を見ても、世界の未来像を変えてきたのは若者ですから」と、日本の若者にメッセージを寄せています。

 日本でも、新しい政治を求める時代に入っています。自民党の「圧勝」は、比例代表では有権者比で15%、小選挙区で24%の得票にすぎません。民主党への怒りが集中したのが選挙の結果です。

 日本全土に基地があり、米軍が大手をふる「アメリカいいなり」政治、大企業に手厚い予算を組みながら非正規雇用や低賃金、リストラは野放しの財界中心の政治を断ち切るなら、新しい政治の扉がひらかれます。

 自民党は“戦争はしない”“軍隊はもたない”と定めた憲法9条を変える、国防軍の創設まで打ち出しました。一部には軍隊に入って「精神も体力も心構えもしっかり身につける」べきだと、徴兵制導入さえ主張する向きもあります。日本維新の会やみんなの党と連合をくみ憲法を変える動きを、日本共産党は絶対に許しません。

願いで政治を動かすとき

 この夏には、参院選、東京都議選がおこなわれます。みなさんの願いを束ねた選択こそ、政治を動かします。

 日本共産党は、1世紀近い歴史のなかで、悪政から国民を守る防波堤となり、新しい時代を築く改革の展望を示し、国民と共同して運動をすすめてきた政党です。

 切実な願いを掲げ、若者の希望と未来をひらく新しい政治を、ともにたたかい、実現しましょう。


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