「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年1月13日(日)

大震災後の教育考える

名古屋 民研が全国交流集会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 民主教育研究所(民研)の第21回全国教育研究交流集会が12日、「3・11後の教育実践と自治体の教育改革」をテーマに名古屋市の中京大学で、2日間の日程で始まりました。あいち県民教育研究所との共催です。初日の全体会には全国から研究者・教職員ら約200人が参加しました。

 榊達雄・あいち実行委員会代表が開会あいさつ。田中武雄・民研実行委員会委員長が基調報告で、安倍新内閣による改憲と「教育再生」の動きを指摘し、東日本大震災と原発事故にも触れながら、「人間の復興と地域の再生を教育の課題とする『あらたな共同』」を呼びかけました。

 名古屋大学の中嶋哲彦教授が「自治体の教育改革と民主主義」と題して記念講演しました。「学ぶということには、未知のことがらを発見、発明するわくわくした経験と、自分自身を問い直さざるをえない厳しさがある。そういう学びの保障が子ども・若者が民主主義の担い手になるために重要」と指摘。そうした実践が自治体の「教育改革」によって崩されているとし、国の新自由主義的教育政策の問題点などを語りました。

 福島大学の千葉悦子さん、宮城県高教組委員長の高橋正行さん、愛知教育大学の子安潤さんが「3・11後の教育課題」をテーマにシンポジウム。原発事故に住民がどう向き合っているか、震災からの復興と学校や子どもの現状、原発・放射能問題をどう教えるかについて報告があり、議論しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって