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2013年1月9日(水)

医療は市場原理でなく

茨城 県医師会と共産党が懇談

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(写真)県医師会の齋藤会長(左)と懇談する(右側奥から)田谷、大内、小林の各氏=8日、水戸市

 日本共産党茨城県委員会の田谷武夫委員長と大内久美子県議が8日、水戸市の県医師会を訪れ、日本の環太平洋連携協定(TPP)参加問題などについて、県医師会の齋藤浩会長と懇談しました。先の総選挙を茨城3区の候補者としてたたかった小林恭子氏(党県委員)が同席しました。

 田谷氏は、昨年、党演説会での来賓あいさつや懇談に応じてくれた齋藤会長に感謝の意を述べました。

 齋藤氏は総選挙を振り返り、「明確な考え方を打ち出しているのはみなさんの党だけ。他の党はかなりあいまいなことを言っている」と述べたうえで、小泉政権以来、市場原理主義が強化されてきたことに強い危機感を表明。「TPPはかたちを変えた戦争だ」と指摘しました。

 医療制度について、齋藤氏は「『少子・高齢化だから、医療費を抑制する』というのは、相当レベルが低い政策。市場原理に委ねるのではなく、もっといい制度を」と力説。安倍首相が「村山談話」や「河野談話」を見直す動きをしていることについては「不要なトラブルを招くだけだ」ときびしく批判しました。

 田谷氏が「今後とも協力・共同の輪を大きく広げたい」と述べると、齋藤氏も賛意を表明しました。


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