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2013年1月9日(水)

気仙沼の漁港復旧を

紙議員 水産・復興庁に要請

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(写真)漁業者と懇談する日本共産党の紙智子参議院議員(左から2人目)と横田有史宮城県議(右端)=2012年10月17日、宮城県気仙沼市大沢漁港

 日本共産党の紙智子参院議員は8日、宮城県気仙沼市の大沢漁港の復旧・復興が遅れている問題について水産庁と復興庁に説明を求め、2012年度内の工事完成に向けて最大限の努力を行うよう要請しました。

 大沢漁港は避難港に位置付けられ、カツオのエサとなるイワシを水揚げする重要な港ですが、東日本大震災で地盤沈下しました。市は年度内に漁港を1メートルかさ上げし、岸壁の復旧を行うと表明しましたが、着工が遅れています。

 昨年10月に現地を訪れた紙氏は、水産庁と復興庁の担当者に対し、大沢漁港の早期復旧は住民の強い要望だと強調。昨年9月時点での水産物の水揚げは震災前と比べて岩手で83%、宮城で55%であるのに対し、気仙沼では49%と復旧が遅れていると指摘しました。

 担当者らは、大規模工事に業者が集中し、大沢漁港の工事の入札は不調が続いたこと、ようやく昨年11月に契約が成立し、今年3月25日までの工期となっていることなどを説明しました。

 紙氏が、工期内での完成をめざして工事を急ぎ、もしも新年度に繰り越す場合は手続きを簡素化するよう求めたのに対し、担当者は「国としてできることは何でもやりたい」と述べました。


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