2013年1月9日(水)
TPP参加許さぬ
市民団体が官邸前行動
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「TPP(環太平洋連携協定)交渉参加は絶対に許されない。新しい官邸の住人・安倍首相に、たけだけしく反対の声をあげよう」。8日、東京都千代田区の首相官邸前で市民団体の人たちが「暮らしを壊すTPPいらない」などと唱和をし、太鼓の音が響きました。実行委員会が呼びかけて昨年8月から開催している「STOP TPP!! 官邸前アクション」です。
TPP参加を推進してきた野田内閣が国民の批判の前に倒れ、自民・公明政権が復活した中での初めての行動です。
実行委員の内田聖子さん(アジア太平洋資料センター)らは、財界や自民党幹部からTPP交渉参加発言がでていると警戒を呼びかけました。TPPが関税撤廃を交渉の枠組みにしており、農林水産業などに壊滅的打撃を与えると強調。当選議員の3分の2がTPP反対を表明したことを紹介し、「約束をちゃんと守れと運動しよう」と訴えました。
参加者はマイクで、TPPが「非関税障壁」も撤廃するとして、食の安全基準や医療保険、雇用など、生活と健康を守る仕組みが大企業やアメリカの利益本位で壊されると訴えました。
衆参両院議員のTPP賛否を明らかにした掲示も。農民連の吉川利明事務局次長は「TPP推進勢力を追い詰めたい」と話しました。
日本共産党の紙智子参院議員、吉良よし子参院東京選挙区予定候補が連帯あいさつしました。