2013年1月7日(月)
オスプレイ正月訓練
普天間 爆音、県民怒る
米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に強行配備された垂直離着陸機MV22オスプレイが、正月「三が日」にあたる3日から訓練を強行、最高で97デシベル(県調査結果)の爆音をまき散らしたことに、県民の間で強い怒りの声がわき起こっています。
日米両政府間で合意した騒音防止協定では「周辺地域社会にとって特別に意義のある日は訓練飛行を最小限にするよう配慮する」とされています。
訓練を目撃した沖縄県平和委員会の大久保康裕事務局長は「言語道断だ。これまでも米軍は三が日での訓練を強行してきたが、オスプレイが新年初めから県民生活を破壊したことは、既得権を行使する米軍の“征服者”としての本質がまざまざと示された形だ」と指摘。「県民総意であるオスプレイのすべての撤退を強く求めていきたい」と話しています。
同じく目撃した日本共産党の西銘純恵県議は「市街地上空を危険なヘリモードで低空飛行し、那覇、浦添など周辺自治体にも多大な被害をもたらした。断じて許されない」と批判。「『オスプレイ配備に反対する県民大会』実行委員会として行う27、28日の総理直訴行動で、安倍新政権にオスプレイの即時撤去を厳しく求めていく」と話しています。