2013年1月6日(日)
今年こそ原発ゼロ
西武線沿線市民らデモ
東京
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「今年は絶対、原発ゼロにするぞと、私たちは松の内も明けないうちからデモ行進をしています」―。東京と埼玉を走る私鉄、西武線沿線で原発反対の運動を続ける市民が一堂に会して5日、都内で「ニューイヤー脱原発デモ」を行いました。
デモには、300人が参加。正月らしく「廃炉招福」のパネルや七福神の宝船に「脱原発」と書いたパネルを手に、高田馬場駅から早稲田大学周辺をデモ行進しました。
ドラムをたたきながら「大間(原発)をつくるな」「電気は足りてる」「証明されてる」などと参加者は声をそろえていました。
沿線外の埼玉県上尾市から来た男性会社員(45)は「正直言って、正月休み中は寒いから家で寝てようと思ったが、ここでやらないと誰がやるのかと思い、参加した。参院選までの6カ月が勝負だと思った。プロ意識を持って、多くの人に知らせたい」と、持参した一斗缶をたたきます。
新座市から来た派遣社員の女性(33)は「今年も声をあげなければいけないし、全ての原発が無くなるまで声を上げていくのがおとなの責任だと思う」と話します。
沿道からは、参加者に手をふる人の姿が多く見られ、孫たちと手を振っていた女性(64)は「参加したいぐらい。原発再稼働は反対だし、なくても日本はやっていける」と話していました。