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2012年12月31日(月)

「こたつ列車」復活

岩手・三陸鉄道 震災から2年ぶり

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 三陸鉄道北リアス線の久慈駅(岩手県久慈市)―田野畑駅(田野畑村)間を冬の名物「こたつ列車」が走っています。2005年以来運行していますが、昨年は東日本大震災の影響で運行できず、2年ぶりの復活です。年内最後の運行となった30日、列車は家族連れらでにぎわいました。

 列車が動き出すと、こたつのぬくもりと列車の揺れを感じる不思議な感覚にとらわれます。乗客らは弁当やミカンを食べながら車窓の景色を楽しみました。(写真)

 震災で三陸鉄道も線路や駅舎が流失する甚大な被害を受けましたが、いち早く全線復旧をめざすことを表明。現在運休中の北リアス線小本駅(岩泉町)―田野畑駅間と南リアス線全線の盛駅(大船渡市)―釜石駅(釜石市)も2014年4月までに復旧の予定です。

 埼玉県に住む8歳と13歳の孫と一緒に乗車した岩泉町の女性(64)は、「初めて乗りましたが素晴らしい。鉄道が早く小本までつながるといいですね」と話しました。

 列車添乗員は、「こたつ列車復活の発表に、毎年乗っているという方や地元の方から『楽しみにしています』とおっしゃっていただき、とてもうれしかったです。社員一同、心からおもてなしし、必ず全線復旧します」と話していました。


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