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2012年12月30日(日)

「不安」「異様」 説明会で続出

陸上自衛隊大津駐屯地「納得できない戦闘服通勤」

自治会長ら50人

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 陸上自衛隊大津駐屯地が隊員の通勤時の服装を、1月1日から戦闘服(迷彩服)に変更しようとしている問題で、新日本婦人の会や九条の会の有志、地域住民が要求した説明会が28日、大津市滋賀市民センターで開かれました。自治会長を含む約50人が詰めかけ、「住民の合意と納得がないまま実施するな」と声をあげました。

 大津駐屯地の上原敏彦広報室長は、戦闘服通勤について「災害派遣に迅速に対応するため」と説明。参加者から「国防軍とか集団的自衛権とか言われているが、町の中に戦闘服を着た人がいれば不安に感じる」「緊急だからといって、消防隊員がいつも消防服を着ているのか」などの意見が出されました。

 駐屯地近くに住む女性(76)は「ご近所に住む隊員とは、出勤途中に顔を合わせたらあいさつしますが、戦闘服になれば異様な感じがしてイヤ」と話しました。自衛隊には協力してきたという男性も「12月中ごろに連絡して、1月1月に実施するという拙速な話はない」と怒りの声をぶつけました。

 上原室長は「趣旨を理解してもらうしかありません」と強弁していましたが、最後は「持ち帰って(上司に)報告します」と述べました。


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