2012年12月26日(水)
原発推進「身勝手すぎ」
経団連前で抗議行動
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原発推進の圧力を政府にかける日本経団連(米倉弘昌会長)への抗議行動が25日夕、東京・大手町の経団連会館前で行われました。行動は首都圏反原発連合が「国民の大多数の願いを踏みにじった経団連に特大の抗議を!」と呼びかけました。
市民ら約600人が参加し、「経団連よ 恥を知れ」「原発やめろ」などのプラカードを会館に向けて掲げ、「原発を動かせば核のゴミが出る。どう保管するのか。子どもに顔向けできるか」「国民が求めるのは原発のない社会だ」と訴えました。
夫婦で参加した大学教員の男性(65)=新宿区=は、経団連が総選挙後に発表した再稼働を政府に求める提言(18日)に、「身勝手が過ぎる。財界が栄えて国民が犠牲になるやり方にはうんざり」と話しました。
渋谷区の女性(27)=医療事務=は自公がこの日交わした連立政権合意文書で再稼働を容認したことを批判。ツイッターで抗議行動の様子を知らせながら、「選挙では自民が勝ったけど、私たちはつながって前よりも力をつけている。これを土台に頑張る」と語りました。
首都圏反原発連合は28日(金)、首相官邸前と国会正門前で午後6時から8時まで抗議行動をおこないます。