2012年12月23日(日)
「非正規切り」解決早く
東京・銀座ホコ天 争議原告ら宣伝
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「非正規切り」とたたかっている各裁判の原告と支援者ら約120人が22日、東京・銀座の歩行者天国で宣伝し、争議の早期解決や職場復帰などを求めました。
全労連が今月に始めた全国宣伝行動の一環です。すでに、札幌、神奈川、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡の7都市で宣伝し、年明けには仙台で行動する予定です。2008年末以降の非正規切り争議は4年がたち、裁判では企業側の責任を認めない不当判決が相次いでいます。
この日は、日産自動車、いすゞ自動車、資生堂、大日本印刷などの大企業を相手にたたかう各原告が集結。参加者全員で赤いサンタの帽子をかぶり、ビラや風船を配って支援を呼びかけました。
3カ月契約を25回も更新(約6年間)して解雇された日産争議原告の女性(40)は「カルロス・ゴーン代表取締役の証人尋問を実現したい。全力を尽くし、終わるまであきらめません」。
大日本印刷子会社の生産工場での解雇、偽装請負を告発した原告の男性(48)は「製造業派遣はなくすべきだ」と話しました。
資生堂の鎌倉工場で8年半働いた原告の女性(57)は、買い物途中の女性から「頑張ってほしい」と激励されました。争議の内容を説明すると、その女性は「許せない。私も派遣社員で、いつ首を切られるか不安です」と話しました。原告の女性は「一日も早く職場復帰したい」と語りました。