2012年12月23日(日)
規制委同意人事「反対」
小池氏 原発・消費税など議論
TBS系番組
22日放送のTBS系「みのもんたのサタずばッ」に出演した日本共産党の小池晃政策委員長は、原発、消費税増税、社会保障などの問題について各党代表と議論しました。
番組では、原子力規制委員会の同意人事について議論になり、小池氏は「選ぶ基準は“原子力村”から独立しているかどうかだ。その点で田中俊一委員長などに問題があり、賛成できない」と指摘しました。
司会の、みの氏が「問題になっている(規制委員会の)方たちでも(活断層の疑いがあると)結論を出している」と述べたのに対して、小池氏は「(そういう)結論を出しているのは、規制委員会のもとにつくられた専門委員会であり、そのメンバーには、原発に批判的なまじめな研究者も入っている」と指摘。「科学的な知見に照らして、国民の世論も高まっているなかで(活断層の疑いという)結論が出るのは当然だ」と述べました。
さらに、消費税増税が議論になり、「2014年の税率引き上げを見送ることがあるか」と聞かれた自公両党は「イエス」と回答。司会の、みの氏から「じゃあ、なんであんなに大騒ぎして増税を決めたの」と批判される一幕もありました。
小池氏は「まず増税を決めて、あとからその条件について議論するやり方自体がおかしい」と指摘。自公両党の「景気対策」に対しても、公共事業のバラマキと金融緩和だけで「働く人の賃金があがるような政策はない」として、「働く人の所得、年金暮らしの人の手取りも減っていくなかで、景気がよくなるわけがない」と批判しました。
また、民主党の長妻昭衆院議員が「(消費税は)社会保障に全額使って、(引き上げ税率)5%のうちの1%は今より社会保障をよくするために使う」などと主張。小池氏は「社会保障の充実に使われるのは5%のうちの1%だけだ。社会保障に全部使うなどというごまかしはやめた方がいい」とピシャリ。維新の片山虎之助参院議員も「4%は(借金などの)穴埋めだ」と同調しました。
また、自公両党は高齢者(70〜74歳)医療費窓口負担を1割から2割に引き上げることを主張。小池氏は「窓口負担をあげるのは最悪のやり方。受診抑制につながり、病気がさらに悪化して医療費も増える」と批判しました。
小池氏は「消費税は増税しながら、医療や介護、年金の負担も増やす。こんなことは絶対にやるべきではない」と主張しました。