2012年12月23日(日)
96条改憲 狙いは9条
TV番組で小池氏“政権党の勝手放題に”
日本共産党の小池晃政策委員長は22日放送のTBS系「みのもんたのサタずばッ」に出演し、改憲問題などについて各党代表と議論しました。
小池氏は、憲法改定の発議要件(96条)を衆参各議院の「3分の2以上」から「2分の1以上」に緩和する問題について、「この規定は、時の政権が勝手に憲法を変えられないようにしているもの。4割の得票で8割の議席がとれるような(選挙制度の)仕組みのなかで、要件を下げたら政権党がやりたい放題になる」と指摘。要件緩和の狙いは「憲法9条を変えるためだ」と強調しました。
一方、自民党の小野寺五典衆院議員は「自衛隊が相手を殺傷しても、軍であれば(国際協定上)保護される」と9条改定を正当化。小池氏は「自衛隊を守るかのようにいうが現実は逆だ。(9条があるから)自衛隊はイラクに行っても『戦闘地域には行きません』といわざるをえなかった。軍と認めることは、実際の戦闘行為ができることになる」と批判しました。