2012年12月20日(木)
「乳歯保存拒否へ情報収集」報道
共産党 県に調査要求
福島
東京電力福島原発事故後の子どもの内部被ばくを調べるための乳歯保存の提案に、福島県が拒否のための情報収集をしていたとの一部報道があった19日、日本共産党福島県議団は県民の健康管理に関して佐藤雄平知事あてに申し入れました。
昨年9月県議会で乳歯保存の提案があり、県は研究すると答弁しました。その答弁準備の際、県民健康管理調査の検討委員会メンバーにメールで「あまり意味はないといった知見・情報はないでしょうか」と問い合わせていたことなどが報じられています。
党県議団の神山悦子団長は、「県民健康管理調査の実施にあたっては、科学的裏付けとともに『住民に寄り添う』立場が何より大切」と指摘し、検討委員会の運営をめぐって、県民に不信を与える事態が続いていることを重く受け止めて対処するよう強調しました。
そのうえで、▽事実関係を調査し、結果をすべて県民に明らかにする▽県民健康管理調査は担当者だけでなく県の組織としての問題ととらえ対処する▽検討委員会設置の目的を県民の健康不安の解消にとどめず、低線量被ばくから住民の健康を守ることを明確にする―という3点を申し入れました。