2012年12月18日(火)
各党の議席・得票の特徴
民主 得票2021万票減らす
未来の党 閣僚経験者も落選
今回の総選挙での主な党(日本共産党、自民党を除く)の議席や得票などの特徴をみました。
民主党
閣僚次つぎ落選
民主党は比例代表30、小選挙区27の計57議席を獲得。公示前の230議席から173議席減らし壊滅的な敗北を喫しました。
得票数も、比例で、政権交代を果たした前回総選挙(2009年)の2984万票から2021万票減らし、963万票と激減しました。
藤村修官房長官、田中真紀子文科相、城島光力財務相、樽床伸二総務相ら現職閣僚が次々落選。現職の官房長官が落選したのは初めてです。仙谷由人元官房長官、小宮山洋子元厚労相ら閣僚経験者も多数落選しました。
日本維新の会
43議席増やす
日本維新の会は、比例40、小選挙区14の計54議席。公示前の11議席から43議席増やしました。得票数では比例で1226万票と、第2党となりました。
同党代表の石原慎太郎前東京都知事(比例東京)や、東国原英夫前宮崎県知事(比例近畿)らが当選。同党は国政初進出のため、新人が小選挙区10人、比例代表29人の計39人に上っています。
公明党
前回比10議席増
公明党は前回比10増の31議席で、うち比例が22議席。小選挙区は前回全敗でしたが、選挙協力で自民や維新が候補者を立てなかった9選挙区すべてで議席を獲得しました。前回議席を失った太田昭宏氏(東京12区)や北側一雄氏(大阪16区)ら同党幹部が返り咲きました。
比例得票数は、前回から94万票減らし711万票でした。
みんなの党
都市部で得票増
みんなの党は、比例14、小選挙区4の計18議席。公示前より10議席増やしました。
得票数も比例で前回の300万票から224万票増やし、524万票。特に、関東、近畿の都市部で得票を増やしました。
日本未来の党
大幅な議席減
日本未来の党は、比例7、小選挙区2の計9議席。公示前の62議席から大幅減となりました。
得票数は比例で342万票。小選挙区での当選は、小沢一郎元民主党代表(岩手4区)と亀井静香元国民新党代表(広島6区)でした。
民主党離脱組のうち未来から立候補したのは小沢氏に近い前職を中心に62人に上りました。しかし、当選は小沢氏を含め7人。閣僚経験者の山岡賢次元国家公安委員長や山田正彦元農水相も落選しました。
社民党
3議席減らす
社民党は比例1、小選挙区1の計2議席で、公示前の5議席から3議席減らしました。比例の得票数は142万票で、前回の301万票から159万票減らしました。