2012年12月17日(月)
学生が繁華街をデモ行進
「内々定?いや、ない内定」安定雇用と就活ルールを
京都
京都府学生自治会連合(京都府学連)は16日、リクルートスーツ姿で繁華街をデモ行進。若者に安定した雇用の確保と、授業と就職活動の両立ができるルールを実現しようと声を響かせました。
企業説明会の開催など、3回生の就職活動が本格化したことを機に、学生の就職活動の実態や6割と低い就職率を知らせ、学生の願いをアピールしようと企画したもので、昨年に続く2回目です。
「内々定? いや、ない内定…」「『若き失業者』にはなりたくない」などのプラカードを手に、「5人に1人はフリーター」「働きたくても働けない」とコールしました。
デモ初体験の男子学生(19)=滋賀県=は、「就職活動の実感はまだないが、書物などで大変なことを知ったので」と緊張した面持ちで歩きました。
松田真一府学連委員長(22)は、「就活ルールが必要と企業も認めており、政治の責任で、一日も早いルールの確立と雇用の確保を実現してほしい」と話しています。