2012年12月16日(日)
「本物の改革の党」共産党の躍進を
志位委員長が訴え 神奈川・東京・千葉
国民・有権者が最後の瞬間まで政党選択に悩み、模索を続けるなか、総選挙は16日の投票日を迎えます。最終盤にいたってなお、4〜5割の人たちが投票先に悩むというかつてない展開です。日本共産党は全国11ブロックの比例代表に35人(比例単独23人)、小選挙区に299人の合計322人が立候補。「650万、議席倍増」を目指して最後まで奮闘しました。志位和夫委員長は15日、神奈川、東京、千葉の9カ所、市田忠義書記局長は兵庫、京都、大阪の11カ所で寸暇を惜しんで最後の訴え。「日本共産党を躍進させていただき、本物の改革に踏み出す選挙にしていこう」「1世紀近い歴史で試された日本共産党こそ、21世紀の未来を安心して託せる党です。入れて安心、日本共産党!」と力いっぱい声を上げました。全国の党組織・後援会は、対話・支持拡大に奮起。大激戦・大接戦になっている比例代表選挙で、支持の輪を最後まで広げぬこうと力を尽くしました。
「日本共産党を伸ばしてこそ、本当に日本の政治を変える道が開けます」。総選挙の投票日前日となった15日、志位氏は神奈川、東京、千葉を駆け巡り、こん身の力で訴えました。投票先を迷っている人に語りかけるように、(1)消費税増税に頼らない別の道を示して増税を阻止する党(2)「即時原発ゼロ」を実現する党(3)憲法9条を守り生かして平和外交に取り組む党(4)1世紀近い歴史で試されたブレずに筋を通す党―という「日本共産党ならではの四つの値打ち」を力説しました。
「残る一日、比例は一票一票を争う大激戦です。最後の最後まで、支持の輪を一回りも二回りも広げて、議席倍増を勝ちとらせてください」
降りしきる冷たい雨の中、志位氏は横浜の元町商店街や中華街では路上に置いた箱に乗って訴えました。横断歩道を渡る人が次つぎに手を振り、「志位さんだ。聞いていこう」と買い物客たちが演説に聞き入りました。
宣伝カーで移動する間も志位氏は後部デッキに立って手を振り、マイクを握って「比例で『日本共産党』と書いていただく方を広げに広げてください」と訴えました。
神奈川・桜木町駅前(横浜市)では若い人たちも相次いで足を止め、志位氏の演説に耳を傾けました。2歳の子どもを抱いて買い物に来ていた夫婦は「放射能が心配なので原発は動かさないでほしい。『即時ゼロ』に賛成です」。販売業の職場を先月解雇されたという川崎市在住の47歳の男性は「雇用が守られないと自分の夢や将来が色あせてきます。働く人の賃金を引き上げて内需を活発にしてデフレ不況を脱却するという(志位氏の)話は、もっともです」と話しました。
東京・池袋駅前で、友人に誘われ初めて街頭演説を聞いたという24歳の女性(板橋区在住)は「どの政党に投票するか迷っていました。広島出身なので、憲法9条を守るという話がとてもよかったです」と話しました。
千葉・市川駅前に到着した志位氏は聴衆の輪にとびこみ、「おーっ」とどよめきが起こる中、一人ひとりに話しかけ握手して歩きました。総選挙投票前最後の演説となった船橋駅前では「日本の将来を開く明るい選挙にしましょう」と心からの訴えを行い、「がんばれ」の声援と大きな拍手に包まれました。