2012年12月15日(土)
「ぶれぬ党に熱い反応」
ネット番組 小池氏が回答
日本共産党の小池晃政策委員長は13日のインターネット番組「総選挙2012『最後にもう一回聞いてみよう』各党代表に質問」(ニコニコ動画)に出演し、選挙の争点で党の政策を語り、視聴者からの質問にこたえました。
司会の政治ジャーナリストの角谷浩一氏が冒頭、選挙の「手ごたえ」を質問。小池氏は「政治を変えるにはどうしたらいいか、(有権者のみなさんが)真剣に考えている」のが今回の特徴だと述べ、「共産党がぶれずに90年の歴史で頑張ってきた姿を訴えると熱い反応がある」と語りました。
視聴者からの質問では、「共産党は90年の伝統があるが、選挙情勢は低調。どう考えるか」「これからの防災はどうするのか。公共事業は必要では」などが寄せられました。
小池氏は、世論調査では「まだ多くの人が決めていない。最後の最後まで訴え抜いて必ず前進したい」と発言。今回の選挙は「政党の値打ちが問われる」とし、政党助成金の問題を指摘。民主党では党財政の83%、自民党は72%、みんなの党は97%を政党助成金が占めていることを紹介し、「『官から民へ』といっているが一番“国営化”している」と話すと、角谷氏も「なるほど」とうなずきました。
公共事業については「やみくもに減らせというのではなく、ムダな大型開発を生活に密着した公共事業に転換する立場」と述べ、「橋やトンネルの老朽化の補修は徹底的にやっていく。保育園、特別養護老人ホームなどの生活密着型の公共事業は地域の建設業者の仕事にもなり、景気回復にもつながるので大いにやる必要がある」と語りました。
「第三極との違い」について問われた小池氏は「経団連という日本最大の既得権益、アメリカという世界最大の既得権益に物言えるかどうか」が「決定的な違い」と述べ、「『第三極』の各党はそこで似たりよったり。だから離合集散できるのではないか」と話しました。