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2012年12月10日(月)

改憲の動きに警鐘

JCJが12月集会

東京

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 太平洋戦争開戦の日の8日、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が「12月集会」を東京都内で開きました。約80人が参加。日米同盟強化のための道具として、米国の要求のまま役割を変化させている自衛隊の現状報告などがされ、ナショナリズムをあおり改憲を進める動きに警鐘を鳴らしました。

 防衛省、自衛隊、米軍を20年以上にわたって取材してきた東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏が「自衛隊はどこへ向かうのか」と題して、海外派遣でイラクやアフリカで活動する自衛隊について、自身が撮影した写真を交えて報告。イラクに派遣された自衛隊員の自殺者が、一般の割合と比べても多いことにふれ、「防衛省に問い合わせても『答えられません』『わかりません』など情報を出しません。これだけ自殺者が出ていることに疑問を持たない組織は人命軽視の旧日本軍と変わりありません」と批判しました。

 近代史研究者の山田朗明治大学教授は「近代日本の戦争と領土問題」と題して講演。「戦争の反省にたった対話の土俵がつくられていない。戦後処理が当事者間で主体的に行われてこなかった結果」と指摘し、「領土画定」だけを結果にするのではなく、柔軟な考えも必要ではと提起しました。


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