2012年12月9日(日)
憲法9条生かす平和の日本をつくろう
さいたま市 志位委員長訴え
さいたま市の大宮駅前で8日、日本共産党の志位和夫委員長が総選挙での躍進を訴える街頭演説を行い、歩道の1階にも2階にも階段にも人がびっしり連なりました。「あと8日、ここから先ががんばりどころです。北関東では1議席から2議席へ躍進をめざしてがんばり抜きます」と志位氏が力をこめ、絶大な支援を呼びかけると、「がんばれ!」の声がわき起こりました。
志位氏は、民主、自民、維新、未来などの各党が言及する憲法9条2項の改定や集団的自衛権の行使は、アメリカと一緒に海外で戦争する国に日本を変えるものだと批判しました。
イラク戦争など歴代政権による自衛隊の海外派兵のさいにも、法律に“武力行使はできない”と書かざるをえなかったのは、9条2項があったからだと強調。「ここを変えたら、イラク戦争などの戦争を米軍と肩をならべてたたかう国に変えられてしまいます」と述べました。
そのうえで、世界で軍事同盟を結んでいる国はごく少数派となり、東南アジアでは「紛争の平和解決」を掲げるASEANが平和の地域共同体として発展していることを紹介。「紛争がおこっても戦争にしない。外交で解決する。憲法9条こそ、この思想を体現しているものです。9条を生かす平和外交で世界に貢献する日本をつくりましょう」と訴え、大きな拍手に包まれました。