2012年12月8日(土)
原発即ゼロの政治に 官邸前で抗議行動
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首都圏反原発連合(反原連)は7日、首相官邸前と国会・霞が関一帯で抗議行動を行い、5千人(主催者発表)の参加者は「いますぐ原発ゼロに」「再稼働反対」と訴えました。反原連は全原発の即時廃止を求める立場から各党の原発政策を評価するフライヤー(ビラ)とポスターを配布。各政党の姿勢を見極めて政党を選択するよう呼びかけています。
千葉市の女性(48)は「さっきも大きな地震があったばかりで、東北の人たちは大丈夫か、原発はどうなったか、本当に心配です。10年も20年も原発の稼働を許すのは、原発ゼロとは呼べない。すぐに廃炉を始めてくれるところを選びたい」といいます。
4歳の娘と夫と参加した東京都葛飾区の女性(40)は「放射能のせいで、子育てにいろんなストレスがある。子どもたちのために、すぐに原発をやめてほしい」と話しました。
「原発ゼロは10年待たずにすぐできる」と書いたボードを掲げて参加した東京都小金井市の女性(63)は「脱原発をいいながら、『今すぐ原発をやめるのは理想論だ』という政党は信用できない。今は大飯原発の2基しか動いてないし、原発を動かさなくても電気が足りるのは、はっきりしている」と語りました。
「家族にも読ませたい」「まわりに広げたい」とビラやポスターを受け取って帰る人の姿も見られました。
笠井氏も参加
日本共産党の笠井亮・前衆院議員も参加し、「みなさんと一緒に声をあげて9カ月。さっきも東北で大きな地震がありました。大間原発(青森県)をつくるなんてとんでもない、すぐに原発をやめろ、即時原発ゼロ、と訴えてがんばりましょう」と訴えました。