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2012年12月8日(土)

消費税増税に怒りの声

「頼らない道」に共感 “友達にも…”

東京・谷中銀座

買い物客・商店主にききました

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写真

(写真)消費税増税は日々の買い物に大きな打撃となります=東京都台東区

 暮らし、景気、財政を破壊する消費税増税。東京都台東区の谷中(やなか)銀座商店街で、買い物客や商店主らに話を聞きました。怒りの声が相次ぎ、消費税増税に頼らない道を示す日本共産党への期待も寄せられました。

迷いや模索も

 商店主にも買い物客にも、共通したのは生活への大きな打撃になるという声です。ある商店主の男性(77)は「昔は4軒あった魚屋も1軒になった。消費税増税したらますます安売りの大手が有利になる」と語りました。

 談合で消費税増税を進めた民主、自民、公明各党に対し、「あれは致命的な誤りだった」(商店主の男性)などと怒りの声が上がる一方、「国が大変だから消費税増税はしかたないのでは」という声も。総選挙(16日投票)で「どこに入れたらいいかわからなくなっている」という迷いや、模索する声も目立ちました。

 「増税は仕方ないのでしょう? でも増税後の暮らしが不安」。こう話したのは、八百屋でキャベツとダイコンを買っていた女性(43)=文京区=。中学と高校に通う子ども2人を育てるシングルマザーです。「しんぶん赤旗」号外の「富裕層・大企業に応分の負担を」という言葉に注目しました。消費者や商店街の個人商店を苦しめずに財政再建する提案は初めて聞いたといいます。

知れば変わる

 記者が、「1997年に消費税を5%に増税して5兆円税収が増えても、税収全体は14兆円減ってしまったんです」と伝えると、「景気が悪くなれば税収が減るのはわかる。それなら増税には絶対反対。友だちにも紹介したいし、共産党の演説をしっかり聞きたい」と話しました。

 買い物客の女性(71)=文京区=は、「財源がないなら増税もやむなしかな。もちろん家計への影響はあります。こういうもの全部にかかってくるから」と、鮮魚店で買ったシジミをバッグにしまいながら話しました。

 記者が、「大企業優遇のゆき過ぎた減税を続けてきたことが税収減の一因となっています。それを見直せば消費税増税なしに財政再建と景気回復はできます」と話すと、女性は「知らなかった。それなら(増税に)絶対反対!」と答えました。

 東京都台東区の谷中銀座商店街では、総選挙(16日投票)を前に、政策と政党を見極めようとする声が聞かれました。

 「正直、どの政党にも期待はできない。かといって棄権するわけにはいかないので、本当に困っています」(商店街で毎日買い物しているという74歳の女性)という声も。民主党の裏切りや政治家の離合集散など、政党のあり方に対しても有権者は厳しい視線を送っています。

期待したのに

 ベビーカーを押して買い物に来た女性(35)=台東区、福祉施設勤務で育休中=は、民主党を支持していて、「もう少しやらせてあげてもいいのでは」と話しました。

 記者が「民主党は変わりましたよね」と問いかけると、「変わったよねー。庶民の暮らしを応援して景気をよくしてくれると思ったのに」と嘆きます。

 「消費税を増税したらこのすてきな商店街がどう変わってしまうのか。民主党は大企業ばかり応援しているけど、それで私たちに落ちてくるというのは幻想。今は、どこに投票すればいいか悩んでいる」

 書店店主の男性(26)は、今年先代店主の祖父が亡くなり、店を継ぐことを決意しました。記者が、大企業がため込んだ内部留保を社会に還流させて国民の所得を増やす日本共産党の提案を紹介すると、真剣に耳を傾けました。

 「民主党も3年前のマニフェストを実現できなかった。言ってもできるんですか?」と疑問を投げかける男性。記者が「大企業中心、アメリカいいなりという日本社会のゆがみを正す綱領をもち、党財政も国民に根差して活動している党だから国民の立場で頑張れます」と語ると、男性は「そうなんですか。共産党も選択肢に入れて考えます」と答え、「しんぶん赤旗」号外を受け取りました。

 買い物中の70代の男性は、「どんな政党も選挙中はいいことばかり言うからねえ。でも、共産党はブレなくていいですね。生活を考えると消費税増税はしないのが一番いい。今度の選挙は共産党も選択肢に入れますよ」と話しました。

冗談じゃない

 「この不景気の時に消費税増税なんて冗談じゃないよ。ただでさえ消費が冷え込んでいるのに」。雑貨店主の男性(72)は怒り心頭です。売り上げは3年前から3割減。お年寄りは年金削減と保険料の値上げで苦しく、観光客も財布のひもが固いといいます。

 「内需を拡大しないとだめだ。消費を冷え込ませて、これ以上大企業を優先する政策をやってもしょうがない。共産党に議席を増やしてほしい」


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