2012年12月7日(金)
障害者差別禁止法急げ
JDFが全国フォーラム
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「JDF全国フォーラム」が6日、東京都内で開かれ、障害者権利条約批准にむけて障害者差別禁止法を制定させる運動について、約150人の参加者が話し合いました。主催は13の団体でつくるJDF(日本障害フォーラム・小川栄一代表)。
報告やシンポジウムで、早期の条約批准に向けて、条約内容にふさわしい国内法制を整備すること、喫緊の課題として障害者差別禁止法の制定について語られました。
政府の障害者政策委員会差別禁止部会委員である浅倉むつ子氏は、「差別禁止法は、当事者がとことん話しあってまとめた同部会の『意見』をきちんと反映すべきだ」と発言しました。
JDF幹事会議長の藤井克徳氏も「骨抜きでない効力のある差別禁止法をつくる」ことを強調。内閣府の障害者制度改革担当室長、東俊裕氏は「差別禁止法を制定させる正念場だ」として運動の奮起を訴えました。
国連障害者権利委員会委員長のロン・マッカラン氏が講演。126カ国が障害者権利条約を批准するなかで、4日にアメリカの上院が批准を否決したことを「悲しむべきできごと」と紹介し、「重要な国である日本」での批准に期待をこめました。